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STEP4

ダイニングテーブルの素材は、木製のものが今も昔も人気です。一言で「木製」と言っても、樹種は様々で、仕上げ塗装で見栄えやメンテナンスが変わってきます。ぜひこだわってみてください。
 


家具によく使われる素材の特徴


天然木無垢材
何も貼り合わせたり混ぜたりしない、天然の木そのままの材です。高価である分、天然木ならではの重厚感・高級感があり経年変化が楽しめます。乾燥でゆがみや反り・割れが起こりやすいので注意が必要です。


天然木集成材
板状・ブロック状の無垢材を張り合わせた木材です。無垢材よりリーズナブルで、ゆがみや反り・割れが起こりにくいのが特徴です。その分重厚感や高級感が無垢材より若干劣ってしまいます。


メラミン化粧合板
プラスチックの一種であるメラミン樹脂を表面の化粧しとし、芯材層の紙にフェノール樹脂をしみこませ重ねて圧着した木材です。表面が硬く傷つきにくく、耐熱性があります。汚れを簡単に拭き取れるためお子様がいる家庭にお勧めです。写真のとおり、天然木のような風合いはありません。


突板(つきいた)
木材を薄いシート状にしたもので、合板やMDF(木材を繊維状にほぐして、接着剤を配合しボードに成型した繊維板)の表面化粧材として使います。リーズナブルな価格で、割れやゆがみが起こりにくい木材です。表面は木目が美しく表現されます。無垢材のような経年変化はありません。

家具によく使われる樹種の特徴


オーク(ナラ)
ヨーロッパで昔から家具等に使われています。丈夫で加工がしやすく、使い込むほど落ち着いた飴色に変化します。柾目に出る美しい虎模様は虎斑(とらふ)といいます。繊細で味がある木目は高級感があり、日本でも和モダンの家具に使用されます。



アルダー
比較的柔らかく傷つきやすいですが、粘りが少ないため加工しやすい材です。濃すぎず薄すぎない中間的な色合いで、主張しすぎない優しい木目を持ち、温もりを感じられる雰囲気です。オイルがとても馴染みやすいので、オイル仕上げを推奨としています。


メープル(カエデ)
北米で古くから家具に使用されてきた樹種です。白っぽい色に美しい木目、細やかな木肌が特徴です。硬く粘りがあり割れにくく衝撃に強いですが、加工性はやや難有です。見た目の優しさと、強度を併せ持つ材です。


ピーチ(ブナ)
硬さと粘りと弾力性が高い樹種です。木目はキメ細やかで緻密な木肌を持っています。割れにくく加工しやすいので、曲げ木いすや北欧家具によく使われます。耐朽性が低いので、水濡れには気をつける必要があります。


ゴム(ラバーウッド)
成長が早く計画的植林が可能で、環境負荷が少ない樹種です。ある程度の硬さがあり加工性や強度に優れ、比較的リーズナブルな価格です。木目がおだやかで、仕上がりはとてもきれいです。オイル塗装には不向きなので、アクリル塗装がいいでしょう。


タモ(アッシュ)
やさしい肌色とキレイな木目がオーク(ナラ)に似た風合いで親しみやすい樹種です。粘りがあり硬く反発力があるため、野球のバッドによく使われています。衝撃に強いため丈夫で長持ちします。表面はさらさらしていますが、耐朽性は低めなので水濡れに注意が必要です。


チェリー
木肌がキメ細やかで肌触りが滑らかな樹種です。赤みがあり華やかで、使い込むと色に深みが増し飴色に変化します。適度な硬さと重さがあり、落着きを感じられる高級素材です。経年変化が著しいため、経年変化を楽しみたい方におすすめの材です。


ウォルナット(クルミ)
チーク・マホガニーとならぶ世界三大銘木のひとつです。重厚感があり落ち着いた色合いで、つやがあります。強度が高く、反りや曲がりが少ないですが、その割に加工性もよいです。特徴的な木目を持ち、シック・モダン等上品な雰囲気を演出してくれます。


チーク
世界三大銘木のひとつで、赤みがかかった褐色の材です。硬くくるいがな少なく、油分が多く虫害に強いです。塗装をしなくても材質が変わらないほどの油分で、肌触りもなめらかです。水にも強いため耐久性があります。石灰質を含んでいます。


パイン
マツ科の針葉樹で、柔らかく軽く加工がしやすいです。木目が鮮明で、カントリー調の家具によく使われています。優しい木肌で素朴な風合いは、経年で飴色に変化し自然なアンティーク風になっていきます。熱・音・湿気を吸収するため住空間を快適にするちからがあります。

家具の塗装仕上げ


ウレタン塗装
ポリウレタン樹脂塗装で、木の表面に透明な膜をつくる方法です。光沢のある仕上がりが特徴で、キズ・汚れ・熱・水に強く、お手入れがラクです。塗装により木の質感が低くなり、経年変化は味わいにくいです。


ラッカー塗装
樹脂などを溶かした透明の塗料で、木の表面に薄い膜をつくる方法です。ツヤがあり、すり減りにくく、油に強いです。膜が薄いため木の質感を楽しめる塗装材です。水や熱にやや弱いので扱いに注意します。


オイル仕上げ
亜麻仁油などの植物性オイルを木材に塗り、乾いた布で拭き上げながらオイルをすり込む方法です。木目を活かしたナチュラルで美しい仕上がりになります。キズ・汚れ・水の跡がつきやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。


ワックス仕上げ
蜜蝋等の天然ワックスを塗る方法です。表面に蝋の成分が残りしっとりとした風合いになります。木の呼吸を妨げず素材の持ち味が活かされます。オイル仕上げほどではないですが水分や傷に弱いため、半年に一度塗りなおします。


水性塗料仕上げ
VOC(揮発性有機化合物)の配合が少ないため、化学物質に過敏な人や健康上の不安がある人におすすめです。乾燥すると樹脂成分の塗膜を貼るため耐水性が少しあります。ただはがれやすく、熱と水に弱いため、色や塗料によっては木目が隠れてしまうことがあります。



 
樹種や塗装で、こんなに違いがあるとは驚きですね! 家具屋さんや家具サイトを見るときには、ぜひ樹種と塗装にも注目してください。 さて、テーブルが決まったら、椅子も決めましょう!