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今知っておきたい!地震について

2016.05.31

熊本地震が起きて約2カ月。被災地の皆様心よりお見舞い申し上げます。

 
これからマイホームづくりを考えている方や今お住まいの耐震性気になりませんか。ということで耐震基準や耐震等級など分かりやすくご紹介します。
 

 

大地震のたびに改正されてきた耐震基準


 
新耐震基準とは?
1981年に新耐震基準がスタートしました。これがターニングポイントとなります。下の図のように多くの被害が出た地震の後に法改正が行われてきました。
阪神淡路大震災後の2000年に施行された建築基準法の改正では木造戸建て住宅の耐震性が大幅にアップをし、大きな変革をもたらしました。
大きな地震が起きるたびに改正された耐震基準は人が安全に暮らせるように改善されています。
建築基準法に示される耐震基準は、大地震という経験を生かして改正を繰り返す「生きた法律」とも言われています。

 

過去の地震から分かった耐震性のポイント

 
 
 

過去の大地震による被害の分析からわかった耐震性のポイントは、地盤と基礎と建物の構造なんです。まず地盤調査をして、必要な対策を行ってから建築をすることが大切です。その対策とは、地盤の程度に合わせた基礎をつくること。さらに建物は現行の耐震基準に沿って、壁量の確保やバランスのよい配置が大事です。マイホームをお考えの方は3つのポイントを忘れずに!
 


知っておこう!建物の強さを表す耐震等級って何?

建物の強さを表す指標として、品確法の住宅性能表示で耐震等級があります。

 
最低の基準として建築基準法の範囲内を等級1、建築基準法の1.25倍の強さを等級2、建築基準法の1.5倍の強さを等級3として、3段階の耐震等級が設けられています。
 
しかし、耐震等級が高いほど安心です!とは言い切れません。ただ人の命や財産を守ることが家の最優先事項だと考えると被害は受けても、倒壊の可能性が少なくなるほうが安心でしょう。
 

知っておこう!地震に強い構造は?

揺れに耐える耐震

現在の大半の住宅で採用されている耐震工法は、地震に対しては「建築物が倒壊せず、住人が避難できること」を前提に建物の強度で、揺れに耐える構造です。
 

揺れを吸収する制震

建物内部に錘(オモリ)やダンパーなどの「制震部材」を組み込み、地震の揺れを吸収し、建物の揺れを小さくする構造です。
 

揺れを受け流す免震

建物と基礎との間に免震装置を設置し、地盤と切り離すことで建物に地震の揺れを直接伝えない構造です。
 

今の建物はどうなっているの?

国土交通省の推計では2013年時点の全国の住宅耐震化率は82%で、2020年までに95%に高める目標を掲げています。地域の差があるようで神奈川県のみ「9割達成」をしています。
※この数値は昭和57年(1981年)以降の耐震基準です。

 
耐震性を向上させる(耐震等級を上げる)ためには必要なコストは建物の規模によって異なってきますが思ったより少ないので、知っているのと知らないのは大違いですよ!
 


さらに地震に強い建物にするには?

耐震構造と制震構造を組み合わせることにより、上階の揺れを吸収し、家全体の揺れを少なくしてくれる役割があります。

 
(耐震構造+制震構造)+建物の強さを表す耐震等級の2又は3にするために間取りだけではなく建物の構造についてもしっかりと考えるようにしましょう。

 


知っておくだけでも安心できますよね。これからマイホームを考えのお客様も地震について考えてみてはいかがでしょうか。