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『平屋っていいけど高いからね~』はホント?

2015.10.01

若いファミリー層から子育ての終わった高齢世代まで幅広い層から人気の平屋ですが、価格についてこのようなコメントを頂くことがあります。当たっている面もありますが、もしかすると大きな誤解をされているかもしれません。
 

坪単価の考え方って?

ではまず、「当たっている面」からお話します。当たっている面とは、坪単価による比較のこと。“坪単価”とは建物の価格を床面積(坪)で割った金額のことであるのはほとんどの方がすでにご存じだと思います。

例えば、

建物の床面積が50坪、価格が2500万円であれば
2500(万円)÷50(坪)=50(万円/坪)

坪あたり50万円の建物となります。
 

住宅会社の建物が異なる面積であっても価格を比較する参考としたり、ご自身の予算から相応しい大きさを想定する際によく用いられる目安です。ただ、“坪単価”とはあくまでも“総額を床面積で割った”単価に過ぎませんので、どんな床面積であっても同じ坪単価で建てられるわけではありません。平屋は床面積に対して、材料単価が比較的高い分類となる屋根仕上げや基礎構造などが占める割合が大きくなりますので、同一仕様であれば坪単価は2階建てより高くなります。
つまり、仮に同じ床面積・仕様・部屋構成であれば、平屋の方が2階建てより価格は高くなります。ここで“大きな誤解に繋がる”疑問提起をさせていただきましょう。

『2階建てと同じ面積である必要がありますか?』
「同じ大きさと部屋数を求めているから同じ面積になるでしょう!!」とお考えであれば、そこはちょっとした誤解が含まれています。実際に事例を見ていただくのが一番かもしれません。

 

2階建てプラン 施工床36.5
・LDK:16.5帖
・主寝室:9.1帖
・和室:5.4帖
・洋室:5.1帖×2
 

平屋建てプラン 施工床31.0
・LDK:16.9帖
・主寝室:7.2帖
・和室:5.7帖
・洋室:6.3帖×2
 

ご覧のプランは主要な部屋の大きさはほとんど同じです。ところが、床面積は約5坪と大きく異なります(施工床面積比較)
この5坪の差の主要因は
・1、2階の階段面積の合計で約2坪
・バルコニーの面積で約2坪

平屋であれば、階段やバルコニーを必要としません。そのため、平屋と2階建てでは単純な総面積での比較はできないことが分かります。

 


平屋の価格についてのまとめ

一般的に平屋と2階建ての坪単価を比較すると数万円の差が生じます(平屋の方が坪単価が高い)。しかしながら、同じ仕様や部屋の大きさを維持しながら、総面積を抑えることで総額は平屋の方が安くなるケースがでてきます。ぜひマイホームを検討する際は、坪単価に惑わされることなく、ご希望の条件をお伝えいただき、「総額の比較」をしてみましょう。
合わせて、隣地などに高い建物がないなど周辺環境に恵まれていたり、土地の広さに余裕がある場合などは、平屋を建てる絶好の条件になるのでぜひ検討してみてください!